演題情報

教育講演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

CKD-MBD対策(PTxの適応)~内科医の立場から

演題番号 : EL-22-1

田中 元子:1

1:松下会あけぼのクリニック 腎臓内科

 

2012年にJSDTより発表されたCKD-MBDガイドラインによると、副甲状腺インターベンションの適応として、「内科的治療に抵抗する高度の二次性副甲状腺機能亢進症に対しては、PTxを推奨する。」と記載されている。
2006年に初めてCKD-MBDガイドラインが示されて以降、PTxの手術件数は著明に増加したものの、シナカルセトが使用可能となった2008年以降、PTxの手術件数は減少傾向を認めている。
この現象は、シナカルセトの導入が内科的治療抵抗性を著明に改善したものと考えられるが、実際の臨床の場において、内科的治療抵抗性が正確に理解され、遵守されているか疑問である。すなわち、シナカルセトを使用することによって、PTH、Ca、Piの低下が認められ、一見内科的抵抗性が改善したように感じられる症例が存在する。しかしながら、私たちは、結節性過形成が存在する症例では、シナカルセトの長期的効果が期待できないことを報告している。
私たち内科医は、内科的抵抗性を正確に見極め、PTxの時期を的確に判断することが必要である。
本セミナーでは、PTxの適応について、内科医の立場から、新たな視点で解説したい。

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