演題情報

よくわかるシリーズ

開催回
第56回・2011年・横浜
 

多剤耐性菌感染症の現状と対策

演題番号 : YW-4-2

二木 芳人:1

1:昭和大学医学部臨床感染症学講座

 

昨今は耐性菌の時代である。抗菌薬の開発が停滞している約十年間に、耐性菌は著しい進化を遂げ、現在では市販されている抗菌薬がほとんど効かない多剤耐性菌も稀ならず見られる。多剤耐性緑膿菌やアシネトバクターがその例であるが、より卑近な細菌も耐性化の爪をとぎつつある。我々はこの様な耐性菌感染症と既存の抗菌薬と言う限られた武器で戦わねばならず。そのためにはその実力を改めて評価し、科学的な抗菌薬療法を心がけなければならない。また、感染予防の観点からは、感染対策の徹底に加え、ワクチン療法や免疫強化療法などの新しい取り組みも強く求められる時代になっているともいえる。 本講演では話題の耐性菌をいくつか取り上げ、その背景にある問題点を明らかにすると同時に、耐性菌感染症対策の実際を論じたい。

前へ戻る