演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析患者が上肢を用いた日常生活動作を困難なく実施するために必要な握力値について

演題番号 : P-5-222

室内 直樹:1、松永 篤彦:1、忽那 俊樹:1、石井 玲:1、逸見 房代:1、松沢 良太:1、阿部 義史:1、箕輪 俊也:1、本橋 佐知子:2、高木 裕:2、吉田 煦:2

1:北里大学大学院 医療系研究科、2:さがみ循環器クリニック

 

【目的】血液透析(HD)患者は日常生活動作(ADL)が自立していても困難感を感じている.本研究は,HD患者が上肢を用いたADLを困難なく実施するために必要な握力値を検討した. 【方法】外来HD患者104例(67±7歳)を対象とした.11項目からなる上肢ADL中の困難感を5段階(1:不可能~5:楽である)で評価し,平均値が3(やや困難)以下の者を困難感を有する者と定義した. 【結果】背景因子,上肢運動機能および症状等を独立変数としたロジスティック回帰分析から,上肢ADLにおける困難感の有無に影響する独立因子として握力のみが抽出された.ROC曲線から,困難感を有さない握力のカットオフ値として男24.7kg (感度80%,特異度100%),女19.9kg (感度43%,特異度100%)が得られた. 【結論】HD患者が上肢ADLを困難なく実施するために必要な握力値は男25kg,女20kgであり,これらの値が運動指導の目安になると考えられた.

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