演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析患者の自覚症状に与える影響因子の検討

演題番号 : P-5-207

井尻 竜太:1、玉井 淑教:1、宮田 誠治:1、齋木 豊徳:2

1:(医)福徳永会 さいきじんクリニック. 臨床工学部、2:(医)福徳永会 さいきじんクリニック.

 

【目的】透析患者の症状はQOL,ADLを低下させる要因の一つである.我々は透析患者の症状を調査し,各症状と各種パラメータとの関連性を検討した. 【対象と方法】透析患者85名を対象に透析中の倦怠感,足のつり,翌日の倦怠感の有無を目的変数に各種パラメータを従属変数とした多重ロジスティック解析を行った. 【結果】透析中の倦怠感は,単位時間除水率が高い程,拡張期血圧低下率が大きい程出現し,足のつりは,単位時間除水率が高い程出現する結果となった.翌日の倦怠感は,年齢が若い程出現する結果となった. 【考察】透析中の倦怠感は,単位時間除水率,拡張期血圧低下率との関連から,過除水による循環血液量の低下,それに伴う血圧低下により症状が出現した可能性が示唆された.足のつりは,単位時間除水率との関連から,過除水により筋虚血が生じ,症状が出現した可能性が示唆された.透析翌日の倦怠感は,年齢との関連から,予測ではあるが若い症例は高齢者より疲れやすいと考えられた.

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