演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

シプロフロキサシンによる急性間質性腎炎から急性腎不全に至った一例

演題番号 : P-5-121

能木場 宏彦:1、原 正樹:1、森戸 卓:1、岩佐 悠子:1、岡庭 あすか:1、土谷 健:2、新田 孝作:2、安藤 稔:1

1:東京都立駒込病院 腎臓内科、2:東京女子医科大学 第4内科

 

【症例】50歳代女性。20XX年4月乳癌と診断され、化学療法を施行。その間シプロフロキサシン(CPFX) 1200mg/dayを5月17日、6月14日より各7日間投与された。6月29日の検査で血清クレアチニン(sCr)が16.9mg/dLに上昇していることが判明し、直ちに血液透析を施行した(計3回)。その後は経過観察のみで第21病日にはsCrは0.7mg/dLまで低下し、軽快退院した。ガリウムシンチグラフィー(第9病日)で両側腎臓に強い集積像を認め、腎生検(第14病日)所見は急性尿細管間質性腎炎であった。これらのデータと現病歴より、本症例はCPFX投与が原因の急性腎不全であると診断した。【考察】CPFXによる急性間質性腎炎の報告は少ない。本症例は透析を要する急性腎不全を呈した症例であり、病理所見を含めその臨床経過を報告する。

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