演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析導入4年目にて塩酸ベニジピン投与により尿量が増加した一例

演題番号 : P-5-119

石山 康宏:1、内村 隆寛:1、大西 由香:1、荒岡 瞳:1、坂本 恵子:1、長谷川 美知子:1、桜井 俊宏:1

1:堀江病院 腎センター

 

【はじめに】塩酸ベニジピンはCa拮抗薬の中でも糸球体の輸出・輸入細動脈を拡張させる作用があり腎保護作用を有する。今回我々は透析導入後4年目にベニジピンを投与して尿量が増加した症例を経験したので報告する。【症例】70歳代男性,HXX年3.16CGNによるCRFにてHD導入となった。導入後1年目で降圧薬が中止となり以降降圧薬は投与されていなかった。透析間の体重増加は2~3kgであった。4年後8月頃より血圧増加がみられアゼルニジピンを投与されたがあまり改善無く塩酸ベニジピンを投与したところ患者さんより尿量が増量したことを指摘され、体重増加も有意に減少した。ベニジピン投与前の尿量は300ml位であったが投与後700mlに増加した。また体重増加も投与前では2.3±0.5kgであったが、投与後には1.5±0.5kgと有意(p≦0.01)に減少した。【考察】一般にHD導入後2年目で乏尿・無尿となることが多く本症例はHD導入後4年目でベニジピン投与後尿量が増加した極めて希な症例と思われた。

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