演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析患者に発症したアミオダロン関連肺炎の一例

演題番号 : P-5-116

杉 織江:1、松田 明子:1、井野 純:1、江泉 仁人:1、川島 洋一郎:1

1:戸田中央総合病院 腎臓内科

 

【症例】30歳代, 男性. 当院外来にて維持透析中で, 心房および心室頻拍に対しアミオダロン内服中であった. 20XX年11月, 不整脈のコントロール不良のため, アブレーション目的で入院となった. 入院時, 咳嗽, LDH値とCRP値上昇, 胸部CT検査にて両肺野間質のスリガラス陰影とうっ血像を認めた. うっ血性心不全と細菌性肺炎を疑い, 血液浄化療法による除水を進め, 抗生剤投与を開始した. しかし, 呼吸苦, 酸素化の低下, LDH値とCRP値の更なる増加を認めたため, アミオダロンによる肺障害を疑い, 第3病日よりアミオダロンを中止しステロイドパルス療法を開始した. 第6病日より, プレドニゾロン50mgの内服を開始し, 自覚症状と酸素化の改善, CTにて肺炎像の改善傾向を認め, ステロイドを漸減した. 経過良好のため退院とし, 引き続き外来透析を再開した. 【まとめ】アミオダロンの副作用として重篤な呼吸器合併症が知られており, 血液透析患者にてアミオダロン関連肺炎を発症した症例を経験したので報告する.

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