演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

セフェピム脳症を来した透析患者の一例

演題番号 : P-5-115

井上 真:1、有阪 弘明:1、日野 雅予:1、堀越 亮子:1、永井 秀雄:1

1:茨城県立中央病院 腎臓内科

 

【症例】80歳代男性。8年前に糖尿病性腎症にて血液透析導入。近医で維持透析を施行。10月21日より咳嗽、喀痰が出現。翌22日38℃の発熱あり、CTにて肺炎と診断され、透析後、他病院に入院となる。セフェピム1g連日投与にて、肺炎症状は改善したが、25日に傾眠傾向見られ、26日より朦朧状態となり、27日意識が低下したため当院転院となった。来院時、JCSにてIII-300、血圧安定しており、体温36.8℃、頭部CTにて急性病変を認めなかった。血糖値、血清アンモニア値も正常。心エコーにて心嚢水を認め、前医透析中に血圧低下があった事から、CHDFを18時間施行した。施行後も意識の改善無く、ミオクローヌスを認めた。髄液検査をするも有意な所見はなかった。29日に血液透析を施行。透析終了3時間後、開眼、頷きが可能となり、11月1日には意識清明となった。以上の経過からセフェピム脳症と診断した。 【まとめ】セフェピム脳症は、腎機能障害を伴う症例に生じやすく、血液透析で除去され、可逆性である。文献的考察を加え報告する。

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