演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

アロプリノールの増量がきっかけとなった急性腎不全,多臓器障害の1例

演題番号 : P-5-113

井上 卓:1、渡辺 慎太郎:1、寺本 研:1、石川 譲治:1、石塚 健:1、栗原 秀樹:1、尾城 啓輔:1、里見 良輔:1、上原 淳:1、内藤 真礼生:1、竹本 文美:2、草野 英二:2

1:佐野厚生総合病院 内科、2:自治医科大学医学部附属病院 腎臓内科

 

【症例】60歳代男性.【既往歴】心房細動,COPDで在宅酸素療法中.【現病歴】高尿酸血症のためアロプリノール100mg/日内服中。尿酸値の上昇がみられ,20XX年10月26日よりアロプリノールを200mg/日に増量された.11月2日より発熱,食思不振を認め,11月7日には呼吸困難も出現, AST 2445IU/l,ALT 1606IU/l,Cr 1.59mg/dl,UN 27.8mg/dlと上昇,さらに2型呼吸不全も認め多臓器障害で入院した.【経過】入院時より無尿で,第2病日にはAST 10950IU/l,ALT 4517IU/l,Cr 3.61mg/dl,UN 51.3mg/dlとなり,呼吸不全も進行したため非侵襲的陽圧換気療法を行いつつ血液透析を開始した.3日間連続施行後週3回で継続し,第23病日に離脱した.肝機能は肝庇護剤の点滴とグルカゴンインスリン療法,ステロイドパルス療法で改善した.【結語】アロプリノールは増量でも多臓器障害をきたすことがあり十分な注意が必要である.

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