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開催回
第56回・2011年・横浜
 

急速進行性腎炎の経過をとった腎外病変を伴わないIgG4関連腎症の1例

演題番号 : P-5-100

八幡 貴治:1、丸山 範晃:2、福島 聖二:1、阿部 雅紀:2

1:日本大学医学部付属練馬光が丘病院 内科、2:日本大学医学部附属板橋病院 腎臓内分泌内科部門

 

【症例】70歳代女性.6月17日に脱力感を主訴に受診し, BUN32.1mg/dl,Cr3.39mg/dlと腎機能低下を認めた.血液検査・画像所見で血管炎・膠原病性の腎障害・腎後性病変を示す所見は無かった.以後は急速な腎機能の増悪を認め,8月10日BUN135.1mg/dl、Cr18.3mg/dlとなり入院となった.8月3日IgG4 732mg/dlと高値であり、IgG4関連腎症と診断した.第1病日より緊急に透析導入した.ソル・メドロール1000mg/日×3日間投与,その後プレドニゾロン40mg/日より開始し、減量した.腎機能の改善が乏しく、維持透析は継続した。第36病日で退院、退院時のIgG4は25mg/dlと改善を認めた。【考察】近年IgG4が関連する全身疾患が存在し、IgG4関連疾患における腎実質病変が報告されている。急速進行性腎炎の経過をとった腎外病変を伴わないIgG4関連腎症の症例を経験したので報告する。

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