演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

酸素吸入により赤血球shrinkとウォーターシフトが起こる

演題番号 : P-5-098

丹下 佳洋:1、砂子澤 裕:1、右田 平八:1、竹澤 真吾:1、吉武 重徳:1、松本 和広:2、長宅 芳男:2

1:九州保健福祉大学 保健科学部臨床工学科、2:(医)清陽会ながけクリニック

 

【目的】透析中の低血圧(IDH)に酸素投与を行うことで循環動態は安定しやすい。今回、酸素吸入による血液成分の変化について健常人を対象に検討した。 【方法】健常人30名(全例男性)を対象に、1.安静時、2.酸素吸入10分後、3.酸素停止10分後の条件下で静脈より採血を行った。採血項目として、RBC、WBC、Hb、Ht、MCV、PvO2、PvCO2を測定した。 【結果】酸素吸入により血球成分が有意に低下し、血液希釈効果が確認された。また、酸素吸入により有意にMCVが低下した。 【考察】酸素吸入により高酸素(hyperoxia)の状態となると、赤血球はそれ以上酸素と結合する必要性がないため赤血球の大きさを小さくするものと考えられる。一方、透析患者のように、貧血状態にあると、より多くの酸素と結合しようと赤血球の大きさを大きくすることが推測される。 【結論】酸素吸入によるhyperoxiaによりウォーターシフトと赤血球shrinkが起こる。これらの反応はIDH対策に有効に働くと推測される。

前へ戻る