演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析導入を契機に腹水の減少を認めたループス腹膜炎の一例

演題番号 : P-5-069

古谷 昌子:1、佐野 隆:1、酒井 健史:1、林 みゆき:1、鎌田 真理子:1、村野 順也:1、内藤 正吉:1、内田 満美子:1、坂本 尚登:1、鎌田 貢壽:1

1:北里大学病院 腎臓内科

 

【症例】50歳代女性。【主訴】腹水貯留。【現病歴】平成XX年、両手指関節痛を自覚。2年後の1月、全身性浮腫が出現、ネフローゼ症候群と診断されステロイド治療にて改善した。3年後の5月、再び両手指関節痛と全身浮腫が出現、抗核抗体陽性、抗DNA抗体陽性を認めSLEと診断された。4年後に浮腫が増悪し、3月当院紹介受診。腎生検にて膜性ループス腎炎と診断。ステロイドを増量し尿蛋白は減少、以後ステロイド治療を継続した。12年後3月より腹水貯留が出現。SLEの活動性を認め、他に原因を認めないことからループス腹膜炎と診断。ステロイド療法、免疫抑制薬の投与で腹水は減少せず腹水中の補体低値が持続、週1回の腹水穿刺を継続した。腎機能は進行性に悪化し16年後12月に末期腎不全となり血液透析を開始。透析による除水に伴って腹水は消失し再貯留は認めていない。SLE腹膜炎による難治性腹水が透析にて改善した症例を報告する。

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