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開催回
第56回・2011年・横浜
 

リウマチ性多発筋痛症と診断した高齢女性透析患者の2症例

演題番号 : P-5-068

中村 和徳:1

1:(医)尚篤会 赤心堂病院 内科

 

【目的】リウマチ性多発筋痛症は、診断が難しく、長引けば低栄養状態の透析患者では全身性消耗性疾患の容態を呈してくる為早期診断、治療が必要。 【症例1】60歳代、女性、透析歴10年。発熱、筋肉痛、関節痛を訴え入院。CRP13mg/dl, Hb6.4g/dl、炎症は強く、Hbは低下傾向にあった。膠原病、偽痛風などを除外したのちプレドニン10mg/dayが著効し、急速にADLは拡大した。【症例2】70歳代、女性、透析歴3年。発熱、腰痛で入院。CRP8.1mg/dl, WBC12100/μl。鎮痛剤、抗生剤が無効で、プレドニン6mg/dayが著効した。 【考察】これは主に中高年女性に好発する稀な病態である。膠原病や悪性疾患等を除外した上で、鎮痛剤、抗生剤が無効であること、少量のステロイド剤が著効を示すことなどを参考にして診断した。両者ともプレドニンが著効を示した。 【まとめ】栄養状態の悪い透析患者にとっては、診断が長引くほど益々食事摂取量が低下し、全身消耗性疾患の容態を呈してくる。早期診断治療が必須となる。

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