演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血漿交換を用いて寛解し得たB型肝炎を合併したANCA関連腎炎の2症例

演題番号 : P-5-064

中谷 公彦:1、松井 勝:1、左官 弘和:1、浅井 修:1、山口 雅通:1、赤井 靖宏:1、岩野 正之:1、斎藤 能彦:1

1:奈良県立医科大学第1内科

 

【症例1】70歳代 男性.【病歴】20XX年4月初旬から両側下腿浮腫が出現したため近医を受診した.尿蛋白(6.8g/日)と低蛋白血症が認められ,ネフローゼ症候群と診断され当科に紹介された.入院時,腎機能障害(Scr 3.22mg/dl)とp-ANCA高値が認められた.腎生検所見からANCA関連腎炎と膜性腎症の合併と診断された.【症例2】70歳代 男性.【病歴】20XX年5月初旬から微熱や筋肉痛が出現,近医で尿蛋白(2+)とp-ANCA 高値が認められたため当科に紹介された.腎生検所見でANCA関連腎炎と診断された.【治療経過】いずれの症例もHBs抗原陽性であったため,B型肝炎ウイルス増殖抑制を目的にエンテカビルを併用,ANCA関連腎炎に対し血漿交換(PE)を3日間施行,その後PSL内服加療を開始した.すみやかにp-ANCA値は低下,症状や腎機能障害も改善した.【考察】PEを併用することで早期にp-ANCA値が低下,ステロイド内服加療のみで,B型肝炎の劇症化を合併せずに症状が寛解できた2例を経験したので報告する.

前へ戻る