演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

膵炎発症後に合併したTTP/HUSに対してPMMA膜使用の高容量持続透析濾過療法(High flow CHDF)および血漿交換療法(PEX)が奏功した一例

演題番号 : P-5-055

斎藤 浩史:1、高田 茂:1、高畑 彩子:2、亀高 未奈子:3、中村 篤志:2

1:東京都立広尾病院 腎臓内科、2:東京都立広尾病院 消化器内科、3:東京都立広尾病院 血液内科

 

40歳代,男性.既往歴に急性膵炎.突然の増悪する上腹部痛のため当院受診し,慢性膵炎の急性増悪と診断され緊急入院となった.第2病日より腎機能の悪化が認められ,乏尿となったため第3病日よりPMMA膜を使用したHigh-flow CHDF開始となった.第2病日より破砕赤血球を伴う貧血,血小板減少(2.2万/μl)を認め,その後ハプトグロブリン低値(11mg/dl),LDH上昇(3052U/l),肉眼的血尿が出現したことからTTP/HUSの合併と診断し第5病日よりPEX開始となった.第7病日まで計3回施行した後,血小板減少および貧血の改善を認めたためPEX終了となった.膵炎は改善傾向にあったが腎機能障害が遷延していたため第9病日までCHDFを継続し,以後血液透析(HD)へ移行し第20病日に離脱となった. 膵炎を発症後のTTP/HUS合併は非常に稀であり本邦では報告がない.非常に貴重な症例を経験したため報告した.

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