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開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析導入期にヘパリン起因性血小板減少症(HIT)を合併した1例~臨床工学技士からみた考察~

演題番号 : P-5-053

竹内 真吾:1、首藤 崇:1、國友 貞彰:1、山下 浩:1、渥美 宗久:1、服部 涼子:1、高杉 浩司:1

1:トヨタ記念病院 人工透析室

 

【症例】70歳代女性【経過】HXX年5月28日うっ血性心不全,ネフローゼ症候群伴う慢性腎不全認め入院.乏尿となり入院翌日Wルーメンカテーテル挿入し透析導入となる.6月15日(第10回目)低分子ヘパリン(フラグミン®)にて透析中,チャンバー内に血栓認めた為フラグミン増量を行った.透析前後血小板数はそれぞれ31.8万,14.2万と低下を認めた.17日フラグミンにて透析中,チャンバー内に血栓認めフラグミン増量,その後回路内圧上昇にて回収,回路を組み直し透析再開となる.透析後血小板数は5.7万.19日フラグミンにて透析開始するもチャンバー内に血栓認めた為HITを疑いアルガトロバンへ変更.22日アルガトロバンにて透析施行,回路内血栓みられず,透析前後血小板数もそれぞれ16.4万,17.5万であった.25日ヘパリンPF4複合体抗体の陽性を認めHITと診断された.【まとめ】透析中回路凝固を認めた場合,早期にHITの可能性も考え血小板数やHIT抗体検査を実施する必要があると思われた.

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