演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

低分子ヘパリン(ダルテパリンNa)にてヘパリン起因性血小板減少症(HIT)を発症した透析症例

演題番号 : P-5-051

野村 浩介:1、平松 里佳子:1、乳原 義文:1、長谷川 詠子:1、山内 真之:1、服部 吉成:1、住田 圭一:1、早見 典子:1、諏訪部 達也:1、星野 純一:1、澤 直樹:1、高市 憲明:1

1:虎の門病院 腎センター

 

症例は80歳代男性。2型糖尿病にて加療中に肺炎を契機に腎不全が進行し、20XX年6月4日UN110 mg/dl, Cre 10.1mg/dl、血小板(Plt)数 26.7万/µlにて抗凝固薬low molecular weight heparin(LMWH:ダルテパリンNa)を用い血液透析を導入。6月14日下肢深部静脈血栓症(DVT)発症、Plt数7.3万/µl。D-dimer 49.6 µg/mlと高値でありDVTに対しヘパリンNaの持続投与開始、速やかに血栓の縮小化及びD-dimerの改善を認めたがPlt減少は遷延化した。LMWH使用時の採血にてHIT抗体陽性が判明、回路内凝血は認めなかったがLMWHに起因するHIT2型と診断。抗凝固薬をArgatrobanに変更2ヶ月後よりPlt数は正常化した。低分子ヘパリンによるHITの発症は稀であり報告する。

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