演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

PDが腹水管理に有効であったホジキンリンパ腫の一例

演題番号 : P-5-047

瀬川 裕佳:1、八田 告:1、門 浩志:1、高木 彩乃:1、上野 里紗:1、原 将之:1、大谷 麻衣:1、澤田 克徳:1

1:近江八幡市立総合医療センター 腎臓内科

 

【症例】40歳代男性【現病歴】HXXにホジキンリンパ腫の診断を受けながら放置。3年後10月初旬に全身倦怠感のため救急来院され、進行期の悪性リンパ腫に加え、腎不全のため当科入院となった。【入院時現症】発熱なし、血圧118/73、脈拍81。sCr8.58mg/dl、Hb7.5g/dlと高度の腎不全、貧血あり。胸腹水多量、横隔膜の上下にリンパ節腫大。【入院後経過】血液透析により尿毒症は改善したものの、胸腹水のコントロールは不良であった。透析・腹水コントロールのため11月下旬からPDへの切り替えを行った。イコデキストリン・APDの併用により体液コントロール・尿毒物質の除去ともに安定し、血液透析離脱を果たした。その後も腹膜透析を行いながら化学療法を続けていたが、敗血症性ショックのため12月下旬に永眠された。【考察】癌性腹水に対して腹膜透析が有効に行えた一例を経験した。化学療法を施行するような感染リスクの高い患者においてもPDが選択肢の一つと成り得た貴重な症例を経験したので報告する。

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