演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

移植後関連悪性リンパ腫に対しメソトレキセート大量療法を行った透析患者の一例

演題番号 : P-5-043

上原 元太:1、照屋 周造:1、井澤 純一:1、耒田 善彦:1、宮里 均:1、佐久田 朝功:1、上原 元:1

1:沖縄県立中部病院 腎臓内科

 

【症例】50歳代、男性。慢性腎不全に対して3年前に死体腎移植施行。以後タクロリムス、ミコフェノール酸モフェチル、プレドニゾロン内服していた。肺炎疑いにて治療中、突然右半身麻痺が出現。頭部MRIにて右側脳室に腫瘤影を認め、脳腫瘍疑いにて脳生検施行。EBウイルス関連性脳原発性悪性リンパ腫と診断された。免疫抑制剤中止し透析導入。メソトレキセート(以下MTX)8g/m2静注した20時間後から、6時間透析を20時間毎に施行した。投与直後のMTX濃度は1575nmol/mlで、初回透析後は80nmol/mlであった。MTXの大部分が除去されていたため6時間透析は5回で終了し、通常透析に切り替え、化学療法を継続した。【考察】一般に腎機能低下例ではMTXは禁忌とされている。本症例は最終的に敗血症のため救命し得なかったが、長時間透析によりMTXの大部分は除去され、化学療法継続が可能であった。十分な透析を施行すれば、MTX大量療法は選択可能な治療法であると思われた。

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