演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

維持透析患者に発症した成人T細胞性白血病の1剖検例

演題番号 : P-5-042

酒井 健史:1、佐野 隆:1、岩渕 啓一:2、若新 芙美:1、鎌田 真理子:1、古谷 昌子:1、林 みゆき:1、村野 順也:1、内藤 正吉:1、内田 満美子:1、坂本 尚登:1、鎌田 貢壽:1

1:北里大学病院 腎臓内科、2:北里大学病院 病理部

 

【症例】70歳代男性、熊本県出身。良性腎硬化症による慢性腎不全のため20XX年より血液透析を開始。6年後7月25日、右下肢の脱力と疼痛が出現し、7月27日、当院を受診。右下肢閉塞性動脈硬化症と診断し、治療目的にて入院となった。身体所見上頚部、鼡径リンパ節腫大を認めた。末梢血に異型リンパ球を12%認め、HTLV-1抗体陽性であった。CT上頚部、縦隔、腹腔内に多数のリンパ節腫大を認めた。入院後全身状態が悪化し、透析継続が困難となり、第11病日に永眠。剖検では全身のリンパ節腫大と肝、心、肺、副腎等の諸臓器に成人Tリンパ腫細胞の浸潤を認めた。非流行地域における維持血液透析患者のHTLV-1抗体陽性率は一般住民よりも高値であるとの報告がある。今回成人T細胞性白血病・リンパ腫を発症した血液透析患者の1剖検例を経験したので、文献的考察を加え報告する。

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