演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

大腿静脈直接穿刺法と問題点について

演題番号 : P-5-013

戸川 証:1、宇山 聡子:1、高野橋 誓子:1、川合 めぐみ:1、遠藤 博之:2

1:静岡済生会総合病院 透析センター、2:たんぽぽ診療所

 

【目的】70mmフェモラール針(メディキット社)を用いた大腿静脈穿刺法の有用性と問題点について検討した。【方法】2010年6月から12月までに10例107回の大腿静脈穿刺を行った。穿刺時には局所麻酔薬を3-10ml使用し、初回穿刺時には全例超音波で左右大腿動静脈の位置を確認した。【結果】患者はブラッドアクセス不良7例、アクセス作製困難のためのnegative selection3例であった。1例あたりの施行回数は1~42回。血流量は120~200ml/min、2例で血流不良を認めた。穿刺に関連する合併症は、止血後の再出血1回、血腫形成1回、大腿動脈誤留置を1回認めた。感染症や外科処置が必要となる合併症は認めなかった。【考察】大腿静脈と動脈の関係は個人差があり、穿刺位置、角度が決まるまでは超音波で確認するのが望ましい。外筒がスムーズに留置できても透析中に血流が急に低下する症例があり、長期使用には問題がある。【結論】大腿静脈穿刺法は一部の症例において非常に有用であり、適応についてガイドラインの作製が望まれる。

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