演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

重篤な合併症を伴うダウン症患者の一症例

演題番号 : P-4-345

松沼 美穂:1、岩崎 満寿美:1、高橋 明美:1、小池 薫:1、酒井 茂子:1、古林 都:1、佐藤 けい子:1、小路 良:1

1:南大井クリニック

 

【目的】精神遅滞を主徴とするダウン症患者への安全な透析と、更なる合併症予防の取り組みについて報告する。 【症例】40歳代、男性、IQ37、両親と同居、23年前先天性十二指腸狭窄手術、22年前脳梗塞、19年前ファロー四徴症根治術、HXX年5月40歳代に某大学病院でHD導入、同6月当院転入。 【経過】HD中の予期せぬ行動として、周辺機器への悪戯や回路の固定テープ剥がし。又、感情失禁や多動、血圧低下による透析時間遂行困難を生じた。そこで、環境整備や機器への安全対策、循環動態に応じた透析条件の設定、身体状況の把握と異常の早期発見、及び、「見守りと声がけ」に重点をおいた。 【結果と考察】ダウン症患者の行動の根底には、「注目」してほしい、という欲求があり、それが問題行動や身体症状の原因となる。スタッフが常に声がけをする。欲求を満たす対応が精神的侵襲を少なくし、安全な透析が可能となり、重篤な合併症予防に繋がる。

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