演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析患者における食物繊維を用いた便通改善について

演題番号 : P-4-283

上村 朋子:1、前田 大登:3、河村 洋子:2、坂井 尚二:3

1:下関市立中央病院 栄養管理部、2:下関市立中央病院 看護部、3:下関市立中央病院 腎臓内科

 

【背景】透析患者は便秘が多く当院においても、約6割に認められる。透析時の便意を抑えるために透析前日の下剤服用を避けるなど、排便コントロールに苦慮している者が多い。カリウム制限による食事内容の偏りから食物繊維が不足することも原因である。【目的】水溶性食物繊維による排便の改善について検討する。【対象】当院で透析中の35名(平均年齢 71±9歳、男:女 22:13)【方法】水溶性食物繊維(サンファイバー)を1日10g、6週間摂取し、その前後の排便状態をアンケート形式で比較。「日本語版便秘評価尺度LT版」を改変し0-22点で点数化し評価(高得点ほど便秘が強い)。【結果】便秘の程度は使用前の7.9点に比べ、使用後は5.0点と有意に低下した(p<0.01)。項目別では、排便頻度、便の性状の改善効果がより高かった。【考察】水溶性食物繊維は、腸内環境の改善にも有効であり(Biosci Biotechnol Bioche, 1994)、継続的な摂取により便通の改善をもたらし、全身状態の改善にも有効であることが期待される。

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