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開催回
第56回・2011年・横浜
 

慢性腎不全患者に有効な米選びの検討

演題番号 : P-4-278

上原 由美:1、中里見 征央:2、逸見 大造:2、坂本 龍彦:2、稲本 元:3、大城 昌宏:4、岡本 真太郎:4、石田 裕:4

1:公立碓氷病院 栄養科、2:公立碓氷病院 内科、3:慶應義塾大学病院 内科、4:東京農業大学 短期大学部栄養学科

 

【目的】一般的に慣行栽培にはN・P・Kを含有する化学肥料が使われている。無農薬米と呼ばれている有機栽培米にはそれらは一切使用されていない。有機栽培米と慣行栽培米の成分値を比較した時にP・K含有量に相違が有るのではないかと考え、慢性腎不全患者にとって有効な米選びとなるか検討した。 【方法】同品種・同地域での慣行栽培と有機栽培による精白米と玄米を同時期に収穫し、同日に精米した時のP・K含有量の比較を行った。 【結果・考察】有機栽培精白米のP量96.2mg・K量112.8mg、慣行栽培精白米のP量102.6mg・K量215.5mgとなり、有機栽培玄米のP量265.8mg・K量245mg、慣行栽培玄米のP量281.9mg・K量300.6mgとなった。有機栽培米は慣行栽培米と比べて精白米、玄米共にP・K含有量が少なく、医療現場での食事指導の一つとして患者に提案できるものと言える。 【結語】P・K制限が必要とされる慢性腎不全患者にとって有機栽培米は食事療法の一環として有効性が示唆された。

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