演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

高齢透析患者に対する宅配食の問題点

演題番号 : P-4-276

二宮 るみ子:1、木川 眞美:1、中村 真理:2、黒田 重臣:2

1:実践女子大学 生活科学部、2:くろだ明大前クリニック

 

【目的】透析導入年齢の高齢化に伴い、患者自身による調理が困難となり、今後は宅配食の利用が増加すると思われる。我々は高齢透析患者が宅配食を利用し低栄養状態に陥った症例を経験したので、宅配食の問題点について検討した。【症例】70歳代女性、原因疾患慢性腎炎、平成XX年10月20日透析導入。患者の自己判断にて自炊から宅配食に切り替え、数週間後に疲労感、下肢の浮腫が出現。血清Alb値は3.7→3.1g/dl、TPは6.4→5.4g/dlへと低下。食事を確認すると、1食当たりPro.10gのものを使用していたことが判明し、これを中止して他社のPro.20gのものに切り替えた。【結果】腎臓病患者対象の宅配食は蛋白調整食、透析食、低蛋白食の名称で販売されており、販売単位は1食、2食、3食のセットがあった。【考察】食事の準備に支障をきたし始めた患者にとって宅配食は利用しやすいが、商品名や販売単位等は高齢者にとってはわかりにくいものが多く、今後もこのような事例が起こると予測されるため、高齢者に対しては栄養士が積極的に関わる必要がある。

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