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開催回
第56回・2011年・横浜
 

栄養指導に標準化蛋白異化率(normalized protein rate;nPCR )は適切か?

演題番号 : P-4-271

清野 美佳:1、伊藤 智子:2、政金 生人:3

1:矢吹嶋クリニック 臨床栄養室、2:同 腎不全総合対策室、3:同 内科

 

【背景】たんぱく質の目標摂取量はガイドラインに基づき、身長(m)2×22で算出した標準体重で行っている。一方、たんぱく質摂取量を推定する標準化蛋白異化率(nPCR)には透析後体重が用いられている。【目的】栄養指導の指標としてnPCRが妥当かどうかを検討する。【方法】調査期間は2010年6月、対象は透析歴3年以上の外来血液透析患者233名(年齢65.9歳、透析歴9.2年)。Shinzato式によるnPCR(A法)と、nPCRからたんぱく質摂取量を算出し、BMI22kg/m2の標準体重で除した値(B法)の差をBMIで比較した。【結果】A法とB法はBMIが22.5kg/m2付近でほぼ同一の値となるが、やせや肥満が進行するほどその差は大きくなった。【考察】nPCRは体格の影響を受け、著しいやせや肥満ではガイドラインに基づいた栄養指導の内容から解離するため、B法を栄養指導の参考にした方がよい。ただし透析患者の標準体重はBMI22kg/m2が適当かどうか、検証する必要がある。【結論】たんぱく質の栄養指導はnPCRではなく、標準体重で補正して使用すべきである。

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