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開催回
第56回・2011年・横浜
 

転移性腎細胞癌に対しIL-2投与を行った維持血液透析患者2症例の検討

演題番号 : P-4-152

香野 日高:1、中川 健:1、篠田 和伸:1、水野 隆一:1、菊地 栄次:1、浅沼 宏:1、宮嶋 哲:1、林 松彦:2、大家 基嗣:1

1:慶應義塾大学医学部 泌尿器科、2:慶應義塾大学医学部 中央透析室

 

【目的】透析腎に腎細胞癌が発生しやすいことが知られている。転移性腎細胞癌に対するIFN、IL-2等の免疫療法はCRの報告もあり免疫力の低下した維持透析患者においては有効な治療法の一つであると考える。転移性腎細胞癌に対しIL-2投与を行った維持血液透析患者2症例について報告する。【対象】症例1は淡明細胞型の腎細胞癌術後に骨、肺、硬膜、皮膚転移を認めた70歳代男性、症例2は淡明細胞型の腎細胞癌術後に骨、肺転移を認めた70歳代男性である。IL-2は週3回の血液透析時に140万単位を目標に点滴投与した。【結果】症例1に汎血球減少を認めたためIL-2を減量した。その他に大きな副作用は認めなかった。2症例共に病勢はコントロールできており、IL-2はそれぞれ27ヶ月、16ヶ月継続投与可能であった。【結論】IL-2投与は維持血液透析患者における転移性腎細胞癌治療の選択肢の一つとして有用と考えた。

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