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開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析腎癌に対するテムシロリムスの使用経験

演題番号 : P-4-151

永田 仁夫:1、高山 達也:1、鈴木 孝尚:1、松本 力哉:1、伊藤 寿樹:1、杉山 貴之:1、大塚 篤史:1、古瀬 洋:1、麦谷 荘一:1、及川 秀:2、畦倉 久紀:2、下村 旭:2、大園 誠一郎:1

1:浜松医科大学 泌尿器科、2:さなるサンクリニック

 

近年、分子標的薬の登場で腎癌の治療成績は明らかに向上し、その治療戦略も変わりつつある。しかしながら、透析腎癌においてはその使用報告は少ない。今回透析腎癌に対して、mTOR阻害薬であるテムシロリムスを投与した本邦第1例目と考えられる症例を経験したので報告する。両側腎癌(右pT1b(多発):左pT1a(多発) 、N1M0)の60歳代、男性。両側腎摘除後IFNαを1年間投与したが鬱のため中止。中止後2年で傍大動脈リンパ節転移が出現し、ソラフェニブ400mgを8週間投与したがPDとなり、テムシロリムス25mgを開始。有害事象は口内炎(G2)、血小板減少(G1)、下痢(G3)であった。テムシロリムスの体内動態は、透析患者と非透析患者で差はないと報告されており、透析患者においても比較的安全に使用可能であると考えられた。

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