演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

当院における透析腎癌の臨床的検討

演題番号 : P-4-146

田崎 春奈:1、唐原 靖治:1、山内 英治:2、松下 芳雄:1、松岡 潔:1、北岡 光彦:3、有薗 健二:1

1:熊本中央病院 腎臓科、2:中央仁クリニック 腎臓科、3:熊本中央病院 病理検査科

 

【対象と方法】透析患者では腎癌の発生が高頻度と言われるが,その特徴や組織所見に関する報告は少ない.当院で2003年1月から2010年12月に経験した透析腎癌の18症例に関して,その臨床的特徴,組織所見,スクリーニングの意義を検討した. 【結果】18症例の平均年齢は66.3歳,平均透析年数は10.8年であった.形態学的にAcquired cystic desease of kidney(以下ACDK)を呈したのは18例中12例(67%),手術療法を行った14例ではACDK(+)は8例(57%),ACDK(-)は6例(43%)であった.病理所見はClear cell carcinoma 10例,Papillary RCC 2例,Sarcomatoid RCC 1例,分類不能1例であったが,ACDK(-)の症例では全てClear cell carcinomaであった. 【考察】ACDKに伴う腎癌はACDK(-)の症例と比較すると年齢が若く,透析年数が長く,組織所見はより種類に富む傾向にあった.腎癌の症例は臨床症状を呈さないことも多く,腎癌の早期発見にはスクリーニングとその時期が重要である.

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