演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

下大静脈腫瘍血栓を伴った透析腎癌の2例

演題番号 : P-4-142

黒澤 和宏:1、元島 崇信:1、安部 光洋:1、森川 弘史:1、岡根谷 利一:1、小松 秀樹:2

1:虎の門病院 泌尿器科、2:亀田総合病院 泌尿器科

 

【症例1】透析歴25年の60歳代男性。20XX年12月、超音波検査で偶発的に腎癌下大静脈腫瘍血栓を指摘された。腫瘍栓の先端は肝静脈合流部の尾側まで進展していた。翌年2月、根治的右腎摘除術、下大静脈合併切除術を施行した。病理組織診断は顆粒細胞癌>肉腫様癌、G3であった。術後12カ月目に他因死した。【症例2】透析歴29年の60歳代女性。20XX年3月、頭部外傷のため入院した。入院時の全身精査で両側腎癌下大静脈腫瘍血栓を指摘された。腫瘍栓の先端は右心房を越えて心室内まで進展していた。同年4月、両側腎摘除術、下大静脈合併切除、下大静脈-右心房-右心室腫瘍血栓摘除を施行した。右腎癌は、乳頭状腎細胞癌>淡明細胞癌、G2>G3であった。左腎癌は、淡明細胞癌、G2>G3であった。術後39日目に縦隔炎で死亡した。いずれの症例もACDKに合併した進行性の透析腎癌であった。透析患者のACDKに対する定期的フォローアップが重要である。

前へ戻る