演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

原因不明の痛みを訴える透析患者に施行した家族療法に基づく心理カウンセリングの臨床効果

演題番号 : P-4-139

清田 敦彦:1、丸山 今日子:1、山本 理美:1、吉井 浩:1、岸谷 里美:1、牧 久美子:1、花田 里欧子:2

1:清田クリニック、2:京都教育大学

 

【目的】メンタルトラブルを合併した透析患者に対して、家族療法による心理カウンセリングを施行し、著明な効果を得たのでこれを報告する。【症例】70歳代の男性で、基礎疾患は糖尿病。5ヶ所以上の透析施設を移っている。頻繁に左足底の限局した範囲の疼痛を訴えていた。その際、大声を上げたり、テーブル等の物を叩き、周囲が対応に苦慮する状態であった。ASOや整形外科的異常は認めず、心身症的症状の発現と判断し、心理カウンセリングを開始した。【方法】家族療法に基づく心理カウンセリングは1回当たり約50分で、計4回施行した。具体的には、左足底の疼痛を感じない状況をメモに書き出させた。それに基づき、同症状が出ないような状況の機会を多く持つように指示した。【結果】痛みの頻度が減少し、周囲の人達とのトラブルも顕著に少なくなった。【結論】短期間のうちに周囲とのメンタルなトラブルが著減し、家族療法の臨床効果が顕著であることが示された。

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