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開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析患者および非透析CKD患者健常者における精神健康度とうつ状態の比較

演題番号 : P-4-138

江崎 真我:1、宮岡 良卓:1、林 亜美:1、中尾 俊之:1

1:東京医科大学 腎臓内科

 

【目的】透析患者の精神健康度の障害やうつ状態が,腎不全そのものの一症状であるか,透析療法による影響によるものかを明らかにするために,保存期のCKD患者や健常者との比較を行った. 【方法】2009年7月~9月の期間に当科外来を受診した透析患者および非透析CKD患者と,一般住人健常者を対象とした.精神健康調査票(GHQ-28)と,うつ状態の尺度であるCES-Dスケールにより,健常者群,CKD stage 2-4群, 5群と透析群との間に差があるかを調べた. 【結果】CKD患者528名(stage 2-4: 376, 5:81, 5D:71名)と,健常者53名から回答を得た.GHQ-28総合点は健常群より透析群が高値であった.CES-D得点は健常群とstage 2-4群より透析群が高値であったが,stage 5群と透析群とに差は認めなかった.多群比較においてはstageが進むにつれCES-D得点が高値となった(p=0.02). 【結論】CKDのstageが進行するほどうつ状態が進行し,透析群は健常群よりも精神健康度が障害されていた.今回の調査からは,これらは透析療法よりも腎不全自体の影響であると考えられた.

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