演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

維持血液透析中の躁状態に対しリチウム投与が奏功し、有効な血中濃度を維持し得た一例

演題番号 : P-4-137

光本 憲祐:1、鈴木 朗:1、園田 実香:1、川端 裕彰:1、新畑 覚也:1、坂口 悠介:1、勝二 達也:1、岡田 倫之:2、柳田 誠:3、松永 秀典:3、椿原 美治:1

1:大阪府立急性期・総合医療センター 腎臓・高血圧内科、2:大阪府立急性期・総合医療センター 臨床検査科、3:大阪府立急性期・総合医療センター 精神科

 

【症例】50歳代、建築会社会長職の男性。当院で23年前に透析導入され、6年前より在宅血液透析に移行していた。入院約1ヶ月前頃より感情失禁、易怒性、多弁を認めるなど躁状態を呈し、当院精神科へ入院となった。入院時は興奮著しく、精神科よりバルプロ酸投与が開始されたが、拒薬傾向が持続したことから、即効性とコンプライアンス向上を期待して600mgより炭酸リチウムの透析後投与を開始した。約1週間で速やかに目標血中濃度を達成し、徐々に躁症状は改善を認めた。最終的に炭酸リチウム500mg透析後内服で安定した血中濃度を維持することができ、経過中、中毒症状は認められなかった。 【考察】本邦において透析患者に対しリチウム投与を行った報告は少ないため、文献的考察を加えて報告する。

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