演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

高血圧性脳症によるPosterior Reversible Encephalopathy Syndrome (PRES)の増悪を認めた腹膜透析患者の一例

演題番号 : P-4-129

高見 勝弘:1、中谷 嘉寿:1、谷山 佳弘:1、中野 志仁:1、松岡 稔明:1、岩本 一郎:1、有馬 秀二:1、船内 正憲:1

1:近畿大学医学部 腎臓・膠原病内科

 

40歳代男性。慢性糸球体腎炎による慢性腎不全のため平成XX年より腹膜透析導入となっていた。ARBとCa拮抗薬の併用にて血圧は100-140/70-90mmHg程度でコントロールされていた。2年後7月から体重増加・血圧上昇を認め透析条件の変更や降圧薬の増量を行ったが、血圧は140~180/80~100mmHgとコントロール不良であった。その翌年4月より頭痛を自覚し始め、7月25日朝より後頭部に拍動性の激しい頭痛が出現した。経口摂取・降圧薬内服ができず、翌日には260/100mmHgと著明な高血圧が認められた。頭部CTでは脳幹部・小脳に低吸収域を認め、高血圧緊急症が疑われた。本症例では臨床経過や画像所見から高血圧性脳症によるPRESの増悪と判断し、慎重な降圧治療を行った。治療により頭痛は消失し、神経学的所見も正常化した。しかし、画像上病変が一部残存した。腎不全患者におけるPRESの発症部位や予後について文献的考察を含めて報告する。

前へ戻る