演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

頻回にくも膜下出血や皮質下出血を繰り返す若年血液透析患者の1例

演題番号 : P-4-127

鶴岡 佳代:1、市川 大介:1、村尾 命:1、関谷 秀介:1、島 芳憲:1、木村 健二郎:2

1:聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 腎臓高血圧内科、2:聖マリアンナ医科大学 腎臓高血圧内科

 

【症例】30歳代女性.【現病歴】逆流性腎症による慢性腎不全にて,20XX/3/12より維持血液透析を導入,以後通院透析を行っていた.7年後1/22,右側頭葉+頭頂後頭葉皮質下出血にて脳神経外科入院.CTAngio上,異常血管は認めず,高血圧性と考えられた.その後,翌年7/4,左前頭葉皮質下出血,開頭血腫除去術施行.同年8/18,同部位に再出血,開頭血腫除去術施行.10/25,左頭頂葉くも膜下出血,11/29,同くも膜下出血を発症.いずれも後遺症を残すことなく軽快し独歩で退院した.12/3,血管造影上,右外頚動脈にAVシャントを認めたが,その他の異常血管は認めなかった.【考察】透析歴8年の若年女性で脳出血を頻回に繰り返している症例.幸いなことに,後遺症を残すことなく回復している貴重な症例を経験した.普段の血圧は,120-130/80mmHgと良好であったにもかかわらず,頻回に出血を起こしている.長期透析に伴う血管脆弱性によるものと考えられ,若干の文献学的考察を交えて報告する.

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