演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

維持透析患者に合併した脳出血、腎仮性動脈瘤の一例

演題番号 : P-4-125

宗像 さやか:1、有馬 誠:1、安森 亮吉:1、花田 麻里:1、秦 聡孝:1、加賀 明彦:1、松田 剛:1、友 雅司:2、門田 淳一:2

1:鶴見病院 腎臓内科、2:大分大学第二内科

 

【症例】40歳代、男性。14年前、慢性糸球体腎炎による慢性腎不全から血液透析導入。20XX年8月6日、突然の意識レベル低下を認め脳卒中疑いで当院搬送。頭部CTで左被殻出血を認め、保存的加療を行った。9月1日、肉眼的血尿、腹痛が出現。腹部CTでは右腎ACDKに随伴するhigh density massを認め、ACDK随伴腎癌自然破裂が疑われた。貧血の進行はなく、止血剤と抗生剤投与で保存的加療を行った。しかし、翌日の腹部CTでは後腹膜血腫は増大し、著明な貧血の進行を認めた。同日血管造影検査を施行したところ右腎動脈中極枝に4×6mm大の仮性動脈瘤を認め、同部からの出血が疑われた。スポンゼル、コイルを用いてTAE施行し、良好な閉塞を得た。TAE後は貧血の進行はなく、時折陳旧性血尿を排出する程度であった。右腎嚢胞内感染を合併したが経過良好であり2カ月後に転院した。【考察】透析患者でのACDK合併症例において、腎仮性動脈瘤の合併は稀と考えられ、文献的考察を加え報告する。

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