演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

シナカルセト投与により副甲状腺の退縮をみた二次性副甲状腺機能亢進症の一例

演題番号 : P-4-070

黒田 せつ子:1、小林 尚子:2、小早川 洋:2

1:(医)為久会五輪橋内科病院 腎臓内科、2:(医)為久会五輪橋内科病院 循環器内科

 

【症例】50歳代女性。20XX年慢性糸球体腎炎による腎不全で血液透析を導入。4年後マキサカルシトールとP吸着薬を併用しCa10.9mg/dl、P7.9mg/dl、i-PTH222pg/mlであった。以後も高P血症(6-9mg/dl)が持続したためマキサカルシトールを中止。血液透析導入5年後i-PTH944pg/mlと上昇、エコーおよび99mTc-MIBIシンチで副甲状腺の描出なし。その翌年i-PTH2173pg/ml、エコー上副甲状腺1腺の腫大(12x6mm)が認められた。同年3月シナカルセト25mg/dayを開始、6月より50mgに増量、マキサカルシトールを併用し10月より75mg/dayとし継続した。その1年後以降i-PTH300pg/ml未満、Ca9-10mg/dl、P4.5-6.5mg/dlをほぼ維持。同年エコーで副甲状腺1腺の腫大(14x7mm)を指摘されていたがその翌年腫大は認められなくなった。また2年前に高値となったALPは正常化し、一時低下した骨密度の改善がみられた。【まとめ】本症例でシナカルセトは他薬剤との併用により長期にわたる二次性副甲状腺機能亢進症の内科治療を可能とし有用であった。

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