演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

シナカルセト塩酸塩治療による骨密度の変化

演題番号 : P-4-069

加藤 麻衣:1、出口 文佐栄:1、山下 賀正:2

1:(医)代々木ステーションクリニック、2:代々木山下医院

 

【目的】シナカルセトによる二次性副甲状腺機能亢進症治療における骨密度の変化とそれに影響を与える因子を検討した。【方法】対象は血液透析患者男性10名、女性11名、平均年齢59.8±10.9歳、シナカルセト投与開始1年前以降にPEIT、PTX施行者や閉経前後女性(<50歳)は除外した。治療開始時、半年後、1年後で骨密度を左側橈骨遠位部でDEXA法にて測定し検討した。【結果】骨密度は開始時0.578±0.171g/cm2から半年後0.567±0.166 g/cm2と有意に低下したが(p=0.019)1年後(0.571±0.183 g/cm2)は有意差を認めなかった。骨密度年変化率は投与開始時-3.01±3.87%/年、半年後-3.05±4.40%/年であったが1年後においては0.754±3.73%/年と有意に高値であった(p<0.01、p=0.044)。また、開始時のiPTH値と年変化率の変化(1年後-開始時)には有意な負の相関関係がみられた(r=-0.58、p<0.01)。【結論】シナカルセトにより効率的な骨密度改善をめざすにはiPTHが上昇しすぎない、より早期の治療開始が重要であることが示唆された。

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