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開催回
第56回・2011年・横浜
 

シャント吻合部の感染から敗血症性肺塞栓症(SPE)をきたしたと考えられる1症例

演題番号 : P-4-046

渡瀬 謙仁:1、小川 喜久:1、南方 保:1、森上 浩之:1、宮本 昌彦:1、西村 知子:2、長野 宏昭:2、新宅 雅幸:3、菅原 照:1

1:大阪赤十字病院 腎臓内科、2:大阪赤十字病院 呼吸器科、3:大阪赤十字病院 病理部

 

【症例】40歳代男性。悪性高血圧による慢性腎不全にて平成XX年に透析を導入したが、その頃からMRSAの保菌者であった。3年後1月初、shunt閉塞のため他院にて内shuntを再建。同年4月、発熱・左胸痛にて当院救急外来を受診。胸部CTにて、両肺に空洞形成を伴う多数の結節影および左胸水貯留も認め、画像所見から敗血症性肺塞栓症(SPE)と診断。ドレナージを施行し抗生剤投与を開始したが、翌日、shunt手術創部皮下に膿瘍が出現。翌々日には同部位から大量出血を来たしたため、緊急手術にてshunt血管を吻合部ごと切除。その後抗生剤投与にて炎症反応は改善し退院となった。【まとめ】shunt手術後、約3カ月も経過してからMRSAによるSPEに至り、shunt吻合部感染が明らかとなった透析患者の1例を経験した。血液培養・皮下の膿汁・吻合部血管全てからMRSAを検出、心エコー上IEも認めず、シャント吻合部の感染からSPEに至ったと考えられた。

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