演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

左無名静脈閉塞により生じたシャント静脈高血圧症の1例

演題番号 : P-4-041

前田 陽一郎:1、大川 博永:1、溝口 貴之:1、丸山 栄勲:1、青山 直樹:1、柴原 伸久:1

1:有澤総合病院 血液浄化センター

 

【症例】50歳代、男性【既往歴】約6年前に大動脈弁閉鎖不全症にて手術【経過】6年前の9月に腹膜透析導入。5年後の6月に左前腕内シャント造設術後に血液透析移行。翌年6月初旬より左前腕腫脹が出現したため7月当院を紹介受診。左前腕橈側皮静脈閉塞によるシャント静脈高血圧症と診断して左内シャント閉鎖術および左肘部内シャント再建術施行。翌日に血管造影検査を施行して左鎖骨下静脈まで狭窄が無いことを確認して退院。しかし、退院後も左前腕腫脹が改善しないため再び当院受診。3D-CTによる血管撮影を施行したところ左無名静脈閉塞を認めたため、左上肢でのシャント作製を断念して左内シャント閉鎖術および右前腕内シャント造設術を施行。退院後の経過は良好である。【まとめ】シャント静脈高血圧症の原因となりうる左無名静脈閉塞の診断に3D-CTによる血管撮影が有用であると思われた。また、心臓血管外科的治療の既往がある患者では左無名静脈が結紮処理されていることがあるため注意が必要である。

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