演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

左上大静脈遺残のある左上肢内シャント患者の経験

演題番号 : P-4-040

岩嵜 友視:1、片岡 和義:1、奥村 直子:1、田村 博之:1

1:豊島中央病院

 

【症例】40歳代男性、糖尿病性腎症にて血液透析導入となり、透析歴 4年半。【経過】左上肢のシャントトラブル・感染にて頻回の手術、VAIVTを行った(AVF 1回、AVG 3回、血栓除去2回、PTA8回)が、現在は、左上腕AVGにて透析を行っている。シャント肢の浮腫のため造影CTを行うが、左上大静脈遺残(PLSVC)と、冠静脈洞の拡張を認めた。心電図、心エコーでは、明らかな右心負荷所見はなかった。易血栓性を認めたが、凝固系、FDP、血小板数に異常を認めなかった。【考察】PLSVCは、先天性心疾患に合併することが知られているが、症状がない成人では、0.3-0.5%にみられる比較的稀な疾患である。AV関連では、左頚部アプローチのカテーテル挿入困難の原因となることでの報告があるが、左上肢AVF・AFGに関しての報告はみられない。本例のシャントトラブルとPLSVCとの直接的因果関係は明確ではなかった。【結語】比較的稀なPLSVCのAV症例を経験した。若干の文献的考察を含めて報告したい。

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