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開催回
第56回・2011年・横浜
 

胸郭出口症候群が中枢部静脈狭窄症の発症に関与したと考えられた1血液透析症例

演題番号 : P-4-039

秋元 哲:1、小藤田 篤:1、岩津 好隆:1、伊藤 千春:1、森下 義幸:1、安藤 康宏:1、武藤 重明:1、浅野 泰:1、草野 英二:1

1:自治医科大学医学部附属病院 内科学講座腎臓内科部門

 

透析症例の増加に伴い、中枢部静脈狭窄(central vein stenosis: CVS)によるバスキュラーアクセス(VA)存在肢での静脈血行障害症例に遭遇する機会が増えている。元来、透析症例におけるCVSは静脈カテーテル留置による続発性のものが注目されてきたが、カテーテル留置歴の無いCVS症例の存在も散見されているが発症機序には不明な点も多い。胸郭出口症候群は前・中斜角筋、第一肋骨および鎖骨で構成される胸郭出口領域の解剖学的な異常による過度の圧迫により、上肢の神経症状や血行障害をきたす疾患である。静脈性の血行障害は圧迫による静脈壁の損傷や血栓形成が背景となる場合が多いと考えられている。我々は、胸郭出口症候群が関与したCVSによりVA存在肢の腫張が出現したと考えられた50歳代女性の維持透析症例を経験したため、今回文献的考察を含めて報告する。

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