演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

維持血液透析患者における口腔内疾患の罹患状況と栄養状態の関連性

演題番号 : P-3-124

及川 尚子:1、池上 輝:1、丸山 孝紀:1、石川 昭:3、加藤 明彦:2

1:丸山クリニック 内科、2:浜松医科大学附属病院 血液浄化療法部、3:浜松市口腔保健医療センター

 

【目的】血液透析(HD)患者に歯科検診を行い、口腔内の状況と栄養状態の関連を明らかにする。 【対象と方法】同意の得られた維持HD患者25名(年齢74±11歳、透析歴7±6年)を対象とし、歯周病、虫歯、口腔内乾燥を調査した。歯周病は地域歯周疾患指数(CPI:Community Periodontal Index)で評価した。 【結果】40%の患者で歯数が10本未満に減少しており、残存歯が4本以上ある患者の約8割に歯周病が存在した。また、中等度以上の歯周病(CPIMAX>2)は約30%の患者に認めた。虫歯は44%、口腔内乾燥は40%にみられ、Ca拮抗剤による歯肉増殖、下顎骨骨髄炎、根尖性歯周炎を一例ずつに認めた。残存歯数およびCPIMAXは、生化学的栄養指標や炎症反応と関連しなかった。 【結語】HD患者では、口腔内疾患は高率に存在するが見逃されていた。また、栄養障害との関連は明らかでなかった。

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