演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

アスコルビン酸による簡易血糖測定装置への干渉によりブドウ糖を過剰投与された一例

演題番号 : P-3-103

大林 弘明:1、首村 守俊:1、花岡 美貴:1、祖山 暁子:1、関 直人:1、小林 克樹:1、西村 元信:1、香村 衡一:2

1:千葉東病院 内科、2:千葉東病院 泌尿器科

 

【症例】2型糖尿病から透析導入された30歳代女性。導入後血糖コントロールは改善し、インスリン注射は終了した。半年後、簡易血糖測定(酵素比色法)で頻回に無症候性の高度の血糖値低下を認め、ブドウ糖の投与を繰り返した。血中インスリン濃度、HbA1c値、酸化酵素電極法での測定値との乖離から偽性低血糖症と判明した。他医で処方のアスコルビン酸(以下AA)の内服およびAA含有サプリメントの使用が判明し、血中AA濃度の異常高値を認めた。中止後測定値の乖離は解消し、AAによる測定値への干渉が考えられた。【考察】簡易血糖測定装置の測定原理は電極法、比色法、GDH法、GOD法に大別され、干渉物質の存在が知られている。本症例では過剰に摂取されたAAが蓄積し高濃度となったため、比色法による測定結果に異常を来した。【まとめ】簡易血糖検査での異常値をみた場合、検査機器での再検が必要で、測定値の乖離をみた場合、干渉物質の確認が必要と考えられた。

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