演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析施設でのSMBG機器、POCT機器の使用経験

演題番号 : P-3-098

中村 晃子:1、三根 誠:1、井上 祐子:2、沖田 信光:1

1:白石共立病院 内科、2:白石共立病院 看護部

 

【目的】主な血糖自己測定(SMBG)器は複数販売されている。原理・条件による機種間差が存在し、臨床上問題となる事例を経験したため、SMBG機器3機種とPOCT(Point of Care Testing)機器1機種で実際に患者血で比較検討した。 【方法】当院で血液透析中の患者46人よりシャント血と静脈血を採取後、3機種のSMBG機器(A、B、C)、1機種のPOCT機器(D)、及び当院検査室にて血糖値、血ガス、Htを測定した。 【結果】いずれの機種も検査室での血糖値との相関は良好であったが、それぞれの誤差率を比較したところ、平均でA-12%、B+7%、C-5%、D±0%と機種間で差が認められた。ブドウ糖酸化還元酵素の違いや補正の有無によって、溶存酸素やHtの影響を受ける機種も認められた。 【考察】血糖値が高めにでる機種では低血糖への対処が遅れる可能性がある。また、透析室での血糖測定の際は、腎性貧血や採取部位による溶存酸素濃度の違いも考慮する必要がある。POCT機器では補正機能があるうえにSMBG同様の簡便さで測定できる機種もあり、透析室での使用に理想的であった。

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