演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析導入時にクッシング症候群が初めて明らかになった糖尿病性腎症の一例

演題番号 : P-3-094

矢尾 淳:1、中村 真理:1、兼本 恵子:1、足利 栄仁:1、宇田 晋:1

1:関東労災病院 腎臓内科

 

【症例】40歳代 男性 【経過】19XX年鼻出血で当院を受診.この際高血圧,尿蛋白(3+),腎機能障害(Cr1.31mg/dL),脂質異常症,肥満(180cm,100kg)を認めた.翌年8月糖尿病性ケトアシドーシスをきたしこの時初めて2型糖尿病と診断された.経過中血圧は140-170/100前後,HbA1c6-8%前後で推移していた.一方腎機能は次第に増悪し,糖尿病性腎症による慢性腎不全,ネフローゼ症候群に対しその9年後5月透析導入となった.導入時検査として施行した腹部CT検査で左副腎に3×4cm大の腫瘤が認められ,cortisol,ACTH濃度,各種負荷試験結果からクッシング症候群と診断した.同年11月に腹腔鏡下に摘出術施行.病理学的に左副腎腺種と診断した。術後血糖コントロールの改善とともにインスリン必要量は減少し,Dry weightは75kgまで減少した. 【まとめ】糖尿病性腎症として診療される患者の中にはクッシング症候群が原疾患である例が存在する可能性がある.

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