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開催回
第56回・2011年・横浜
 

ミゾリビン投与により血糖コントロールが著明に改善した抗インスリン抗体陽性糖尿病性腎症の一例

演題番号 : P-3-093

平井 隆之:1、山下 哲正:1、山下 和臣:1、藤田 潔:1、重本 憲一郎:1、原田 知:1、頼岡 德在:2

1:医療法人一陽会 原田病院、2:広島大学大学院腎臓病制御学講座

 

【症例】60歳代, 女性.【現病歴】19XX年 (40年前)ころから糖尿病と診断されたが, 血糖コントロール不良であった. 34年後よりヒトインスリン製剤導入となった.その5年後4月, 腎機能悪化とともに血糖コントロール不良にて入院となった. 【臨床経過】入院時, 抗インスリン抗体強陽性 (結合率97%). HbA1c 11.2%, 1日必要インスリン量は100単位以上であり, 高度の肥満を呈していた. 抗インスリン抗体に対しプレドニゾロン40mg/day経口投与開始し以後漸減したが無効であった. 血液透析導入後も改善がみられなかったが, ミゾリビン150mg/weekを投与したところ, 抗インスリン抗体結合率は16%, HbA1c 6.4%に低下, 必要インスリン量も減少し, 体重も減少した. 【考察・結語】抗インスリン抗体陽性による治療抵抗性糖尿病の治療は確立されたものがなく, 治療に難渋する症例が多い. ミゾリビンが奏功したという報告はなく今回報告する.

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