演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析患者における血清FGF-23値と頭蓋内動脈石灰化

演題番号 : P-3-061

岩佐 悠子:1、大坪 茂:2、矢島 愛治:1、木全 直樹:3、秋葉 隆:3、新田 孝作:4

1:東和病院、2:三軒茶屋病院、3:東京女子医科大学腎臓病総合医療センター 血液浄化療法科、4:東京女子医科大学 第4内科

 

【目的】頭蓋内動脈石灰化は脳虚血病変の独立危険因子である。Fibroblast growthfactor(FGF)23は血管の石灰化との関連が報告されており、今回検討した。 【方法】透析患者107人と一般集団43人に頭部CTを撮影した。透析開始時の血清FGF23をELISA法で測定した。 【結果】頭蓋内動脈石灰化を透析患者94名に認めた。血清FGF23は石灰化を有する患者で5868.3±9441.2pg/ml、有さない患者で4211.6±8273.8pg/mlで有する患者において高い傾向があったが、logFGF23に有意差は認めなかった(P=0.31)。石灰化は70歳以下の透析患者58人において、年齢性別を合わせた43名と比較し有意に高頻度で(87.9%対53.5%, p=0.0003)、比較的太い内頚動脈、椎骨動脈で顕著であった(62.1%対18.6%, p<0.0001, 65.5%対25.6%, p=0.0002)。 【結論】FGF23は石灰化を有する患者の方が高値となる傾向があった。頭蓋内動脈石灰化は特に太い血管において、一般集団よりも透析患者において高頻度で認めた。

前へ戻る