演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

糖尿病を合併する維持血液透析患者の骨病変

演題番号 : P-3-057

野口 哲也:1、澁谷 浩二:1、杉木 雅彦:1、水崎 浩輔:1、新光 聰子:1、尾藤 良子:1、江尻 朋子:1、藤田 嘉一:1、申 曽洙:2、西岡 正登:1

1:住吉川病院、2:元町HDクリニック

 

【目的】慢性的な高血糖は骨折リスクを高める。今回、透析骨症の病態に及ぼす糖尿病(DM)の影響を検討した。 【方法】透析歴をマッチさせたPTx歴のない血液透析患者(DM合併例59名/非合併例71名)を対象に、CXD法で計測した骨塩量(Zスコア)、骨X線像、および二次性副甲状腺機能亢進症治療薬の採用頻度を解析した。 【結果】DM群は非DM群と比較して、(1)骨塩量は同等、(2)骨の脱石灰化が高率(>90%)、(3)血清iPTHが低値(男性202±20 pg/ml vs. 158±14 pg/ml、女性235±32 pg/ml vs. 125±18 pg/ml)、(4)静注用活性型ビタミンD製剤(男性23% vs. 10%、女性19% vs. 5%)およびシナカルセト(男性14% vs. 5%、女性11% vs. 5%)の使用率が低い、といった特徴を有していた。また、PTHとクレアチニンの血中レベルが、DM群でのみ骨塩量と負の相関を示した。 【考察】透析期患者のDMは、PTHの作用不足に基づく低回転骨症を進展させる一方、骨量の規定因子を修飾すると考えられた。

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