演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析患者に於ける大腿骨頚部DXA測定の意義

演題番号 : P-3-056

新田 豊:1、藤田 建次:1、大薮 靖彦:1

1:済生会下関総合病院 腎臓内科

 

【目的】慢性腎臓病における骨ミネラル代謝異常は、骨代謝障害や心血管系合併症を介して患者予後に密接に関係する。今回我々は、患者管理について大腿骨頚部DXA測定の意義を検討したので報告する。【方法】対象は2010年1月から2010年12月までの間で、当院で3回/週の維持血液透析管理を行なった患者32名とした。大腿骨頚部DXA測定;年齢補正%、を行い、血中1.25OH2VD濃度、血清Ca、P値、骨代謝マーカーとの関連を、また、動脈硬化の指標としてba∽PWV/ABIとの関連を検討した。【結果】大腿骨頚部骨塩量は、血清補正Ca値と有意な正の相関r=0.43.p<0.05を、血中VD濃度と有意な負の相関、R=-0.44、P<0.05を認めたが、他の骨代謝マーカーや動脈硬化指標との有意な関連を認めなかった。DXA値70%以上および未満の2群に分けた場合、低骨塩群に於いて有意に血清Ca値が低下しており、Pおよび血中1.25OH2VDの上昇傾向を認めた。【まとめ】透析患者の骨量評価として、患者ADLに関与する大腿骨頚部のDXAを用い、血管石灰化に留意しながら骨代謝の改善を図っていく事が重要と考える。

前へ戻る